自動車事故対策機構とそんがい保険相談室は何をしてくれるところなのか?

事故の発生防止・被害者の保護を目的とした自動車事故対策機構

誰もがいつ遭遇するか分からないのが交通事故であるだけに、これに遭った被害者に対しては様々な援助の手が差しのべられています。そうした機関で代表的なところが,独立行政法人「自動車事故対策機構」です。この機構は自動車事故発生の防止だけでなく、事故による被害者の保護を目的とした次のような活動を推進しています。

重度後遺傷害者に対する援助

介護料の支給⇒支給対象者は自動車事故によって、脳や脊髄、あるいは胸腹部臓器に損傷を受けて重度の後遺症が残り日常生活動作について常時または随時に介護が必要な人が対象で、支給介護料は常時介護が必要な場合は後遺症の症状により月額5万8,570円~13万6,880円となっています。また随時介護の場合は月額2万9,290円~5万4,000円になります。

交通遺児に対してはどのような援助

親が交通事故に遭えば当然のごとく子供に影響があります。親が交通事故で死亡した場合、子供は交通遺児と呼ばれます。この場合には育成資金の無利子貸付が設けられています。対象者は親が交通事故で死亡した場合や重度後遺障害が残った場合の0歳~中学生までの児童で、保護者が困窮していると認められる場合です。貸付金額は1名につき最初に一時金として15万5000円、以後月額2万円、それに小中学校入学時に支度金として4万4000円。貸付期間は貸付決定時から中学校卒業まで。

家庭相談友の会による援助

家庭相談友の会という組織によって教育、医療、就職などについての相談を無料で受けることができます。またこの会は交通事故の保険金が下りるまでの、いろいろな経費を立て替えてくれる「後遺障害補償金一部立替貸付」も行っています。

損害保険全般に関する相談や苦情を受け付けるそんがいほけん相談室

損保全般について総合的に相談できる機関として「そんがいほけん相談室」というところがあります。ここは損害保険全般についての相談に応じているだけでなく、苦情についても受け付けていますし、さらに解決のための斡旋まで行ってくれます。ここを運営しているのは(社)日本損害保険協会ですから、相談者にとっては信頼性の上でも安心できるのではないでしょうか。ここでは交通事故の損保に関する相談件数も非常に多いようで、評判も上々のようです。この機関の相談窓口は全国に11ヶ所あります。また他の相談所とは違って本部にはフリーダイアルの電話を備えていますから、例え遠隔地であっても利用者は負担なく連絡することができます。「そんがいほけん相談室」のフリーダイアルナンバーは次のとおりです。0120-107ー802」。
そんがいほけん相談室に相談するとほとんどの問題や苦情は解決されますが、稀に解決できないケースもあります。そうした場合はどうしたらいいのでしょうか。少ないとはいえ「損害保険相談室」で解決できない問題があるのですが、この場合は日本損害保険協会が特別に設置した「損害保険調停委員会」を利用することができます。この委員会は学識経験者5名で構成されており、損害保険相談室でも解決できない、難しい問題の解決に尽力しています。